自分の書いたお話が本になったらすごい楽しくない?
そんなことを思って、初めてコピー本を作ってから三年半ちょっと経ちました。
気がついたら21冊出してました。
フチまで印刷したくてプリンターも追加で買いました。
印刷所さんにも頼むようになっちゃった。
怖いもの見たさでここまで作った本の総ページ数調べたら641頁あった。広辞苑でも作ってんの?って言われていやいやそんな分厚くないよって言ってたら薄めの境ホラ1冊分くらいにはなってた。一年くらいFF14にかかりきりで書いてない期間あるけどそれを考慮しても2年半でようそんな出したな……。
自分で製本したのがうち19冊。2冊は印刷所さんに頼んでます。印刷所さんに頼むとやっぱり印刷が綺麗で文字がくっきりするんですよ!素敵!!角もしっかり出るし表紙もすっごい綺麗。デザインセンスだけがない。回数こなして慣れていきたいです。
かかるお値段的には本文68P本、遊び紙入れて一冊だいたい2000円かからないくらい。一冊から作ってくださるだけでありがたい……。自家製本するとインク代込みで凝って3~400円くらいかな。紙を小売で買うと結構しますが楽しいので実質無料。
今のとこ、こんな感じで作ってるよ~っていうのをメモしておこうと思います。
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最近の本の作り方
ネタ受信する→溜まる→原稿書く→チェックする→入稿するor自家製本する。
文字数がだいぶ増えてきたので、A5サイズは変えないまま縦書き二段組みで原稿書くようになりました。ツイログ本なんかは雰囲気をそのまま残したいので横書きのままです。
(入稿するような)原稿は二段階でチェックします。一回印刷して赤ペン持って表現が足りないな~ってとこを書き足したりしつつ誤字を取り、分量の調整をして、二回目の印刷で本格的に誤字を潰します。
文章がページを跨ぐと読みづらいので文章調整したり改行したりで調整、くるみ製本なので2P単位で完結するように調整すればいいんですけど自家製本で切ったりするの面倒なので4P単位になるように調整します。
あとはPDFで書き出すだけ。かんたん。たまに―(ダッシュ)とかが横転するらしいので気を付けてほしい。フォントはちゃんと埋め込む。いろいろやっても不具合出るフォントあるからフォント決めたら変な処理(ダッシュ、♡、濁点あたり)をチェックしとくのがよさそう。
印刷所さんに出すときは奥付のレギュレーションを守るようにしています。(連絡先と印刷したとこを入れるだけだけど)
自家製本だと一回印刷して製本してる途中に気付くこともあるので表紙付ける前なら修正します。表紙付けちゃったら諦める。原稿のファイルは修正しておいて、再録したくなったときに備えています。それでもあとから誤字は生まれてくるけど……あれどこで生まれて増えてるんだ……?
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フォント
游明朝が好きで使ってたんだけど濁点付きの文字に困ったのでしっぽり明朝を導入しました。濁点いっぱい使える!!楽しい!!!
楽しいんですけど一つ問題があって、WordからPDFに書き出す時に濁点文字やら記号がズレるんですよね。Word上では綺麗に並んでるのに……どうして……。
マアあんまり気にしない方向性で行ってます。読めるし。誤差。自分しか読まん。でも素敵なフォントなので解決法があったら知りたいし調べてます。
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文字数とページ数
好きなだけ書いてから諸々決めてる。自分のためだけに作ってるので締め切りは存在していないはずなんだけどお誕生日とか記念日とか季節ごとのイベントに合わせて書いてるので結局一年中原稿している。こんなはずでは。
基本的に完成原稿作ってから申し込みしてるのでページ数足りない!とかはみ出た!とかはないです。
印刷所さんに頼むときはなんか気合入れて書いちゃうので42000~43000字、本文70P弱。
自分で製本するときはパッションのままに書いて刷るので5000~60000字、12P~100Pまでやったことあります。100P本は去年書いたんですけどあれは製本所さんに頼んだ方がいいなって思いました。背幅広すぎてA4表紙じゃ足りずA3刷れるプリンター買う羽目になった。結果的にA4フチなし印刷できる機能もゲットしたのでトータルでは満足してます。フチなし印刷ができるとデザインで採用できる幅が広がる。大事。でも印刷所さんに頼んだ方がトータル安く上がるし綺麗でいいと思う。ホント。
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表紙
印刷所さんに頼むときのはまだ模索中です。いろいろ刷って手触り確認してるところというか……。
自分で作っていて一番気に入ってるのはマーメイド紙。半分以上がこれ。手触りが優しくて好きです。淡い色のインクを乗せるとすごく可愛い。厚みもあるので指の汗とかでヘタりにくいんじゃないでしょうか。乾燥時間はしっかりとらないとダメですが。
これのスノーホワイトをまとめ買いしてあります。
他にはクラッポっていう紙のシリーズのメタルだったかな?きらっと光る粒がある紙も好きで使ってました。これはマーメイド紙に比べると厚みがないのでちょっと凸凹しやすかったです。
クラフト紙も一回使ったんですけどインク色が負けた。デザイン凝って濃い色で印刷したら映えるのかもしれない。私には難しかったです……。
表紙は最初表紙メーカーさんのを何回か利用して、でもなんか違うなと思ってCanvaを導入し、まあこれならPro課金してもいいか……って思って課金プランで使ってます。
最近はタイトルやサークル名入れるだけで表紙出来るよっていう有料素材に頼ってます。助かる……。
ロゴとかもっと凝りたいなと思ってはいるんですけどなかなかイラレと仲良くできない。一回集中練習タイム取りたいです。
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遊び紙
可愛いから入れ得。
シメケンプリントさんに頼むときはだいたいマーメイド紙。マーメイド紙は薄い色だと本文1Pが透けて可愛い。大して凝ったデザインはしてないけど……。イメージカラーや表紙に合わせた色をチョイスすることが多いです。なくてもいいんだけどあるとテンション上がる。
自分で製本するときはお取り寄せしたカラートレーシングペーパー使ったりデザインが印刷されてるトレペ使ったりラシャ紙使ったりエンボス加工されてるかわいい紙使ったりと遊び倒しています。楽しい。一押しはタントセレクトTS-9だけど廃盤の色が多くて泣いた。今は多分黒と白くらいしか入手できないんじゃないかな……。紺色のH-70と赤色のN-52、あとP-50あたりが可愛くてすごい好きでした。一応手段としてはタントセレクトにフチなしプリントで全面インク乗せちゃうっていう強引な手段もあるなって思いついてはいるんですけどまだやってないです。
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本文用紙
頼むときは淡クリームキンマリ。ページ数に合わせて厚みを調整します。
小説紙って表記のとこもある。
自分で刷るときはエトランジェの中厚口A4ペーパー、アイボリーを使ってます。
文房具屋さんでいっぱい買っちゃったので使い切るまではこれで戦う。
真っ白よりは目に優しいので助かる。100枚からサクッと入手できるのもありがたい。
使い切ったら書籍用紙をポチろうかな~という感じです。
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印刷所さん
今二冊ともお願いしてるのはシメケンプリントさん。
一冊から刷ってくれる中では断トツ安い。10日で発送してくれる。オプションが多いわけじゃないんだけど選択がシンプルなので原稿で死んでる頭でもお願いできる。
助かる…………。
次はちょっと凝った本作ってみたくて今いろいろ資料請求とかしてます。
なんで印刷所さんのサンプルって見てるだけであんなに楽しいんでしょうね。
届くの楽しみです。