王子を追い求める騎空士のメモ

王子様と銀狼を迎えた雑魚騎空士の備忘録。ヒカセンだったり審神者だったりもする

【ブルアカ】エデン条約編完走直後の感想殴り書き

ブルアカは楽しいぞ。
先月くらいに読み終えたエデン条約編完走時の感想、そのうち推敲して放流するぞ〜!って思っていたんですが、メモ帳に埋もれたまま時間が経ち、手を加えたら完走直後のフレッシュ感が失われそうな気がして数日悩んだ結果、もうこのまま放流するか……という覚悟が決まったのでここに残しておきます。
ネタバレから始まるのでプレイしてない人はダッシュでクリアして読んできてくれ。

感想本文

・ブルーアーカイブ、「私たちの青春の物語」だったのね……!タイトル回収に弱いオタクは泣く
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・エデン条約編はトリニティの中での対立やらゲヘナの万魔殿と風紀委員会やら(ここは一方的なものだけど)やらゲヘナとトリニティ間でやら、あらゆる対立が描かれる物語でした。

だからこそ、ハスミちゃんがヒナちゃんに先生を託すシーンがすごい……すごかった……ゲヘナのことを忌み嫌っている彼女が……「選択肢がそれしかない」状況だったとしてもヒナちゃんのことを信じたこと、葛藤があっただろうにその判断を下したこと、すごく美しかったです。
セナちゃんがヒナちゃんと先生を乗せてトリニティに向かったところ、発砲するトリニティ生を諌めたセリナちゃんたち救護騎士団、閃光弾で場を鎮めた自警団のスズミちゃん、「人を救うために所属なんて気にしない」人たち、アツかったですね……信念だ……。

トリニティ生の中でモメてるのは割と案の定というか、ティーパーティーでさえ信じ合うことができてなかった、なら彼女たちが率いる派閥同士でもそうだろうなという感じで、平時正面切って殴り合わないだけで実態としては……。

ミカちゃんが思い通りにならないなら平気で暴力に走るのも怖かったな……それに割って入って止めたコハルちゃん本当にえらい すごい泣きそうになった あのコハルちゃんがですよ……??絶対的に数の不利の場面で、自分に一度は銃口を向けた相手が暴力に晒されてるのを、「いじめはよくない」って守れる……正義実現委員会に居る理由も、ハスミちゃんに期待されている理由もすごくわかる。彼女は間違いなく正義実現委員会のエリートです。先生新人だけど泣いちゃう。

ヒナちゃんがボロボロになりながら先生を守って、守り切って、動けるようになったら家に帰っちゃって、風紀委員会の面々は委員長が見当たらない、っていう状況、きっと家にいるなんて思ってなかったろうな……とも思うし、元々はめんどくさがり屋さんなのに、めんどくさくならないために頑張ってきて、頑張って、その果てで疲労困憊の中、ようやく楽になれると思っていた頼みの綱がめちゃくちゃになったらそりゃそんなんやってられないよ……とも思うし、ほんと構ってあげられなくてごめんねホーム画面では常に可愛がってたんですけど足りなくてごめんね……。

それから、「大人」のやり方には「大人」のやり方、反則には反則を。ゲマトリアと先生の駆け引き、展開がすごくアツかった……!

全ては虚しい。けれど、今日最善を尽くすし、抗うし、まだ終わってない。
アズサちゃんがもがき続けて、ヒフミちゃんが諦めなかった。好きなものを諦めたくない。まだ終わっていない、分け隔てられてなんていない、なんなら自分からそっちに行く、隣にいる……(のくだりでアビドス勢が駆け付けたのめちゃくちゃ笑っちゃったけど最高の登場でした)……めっちゃ泣いちゃうし、これは間違いなく青春の物語……もっともっと謳歌して……。

戦闘パートの演出も素晴らしかったです。
道中のバトル、正義実現委員会と風紀委員会、シスターフッド、アビドス運営委員会……学校や所属を越えて共闘する、しかもこれまで4+2人だったバトルフィールドにいっぱいの生徒。タコ殴りつよい……。
アズサちゃんと先生二人でアリウスを追いかけて、アズサちゃんのみの戦闘が始まった瞬間、「あれなんかコスト貯まるの早くない?」って思って、ハナコちゃんのヒールが飛んできた瞬間に全てを悟って泣いた。後方支援がたくさん飛んでくる……泣いちゃう……。
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最後のヒエロニムス戦、「大人のカード」を使って私が育ててきた生徒で戦うの、ほんとアツい……!!

本来、あそこに呼べるはずがない生徒も居るはず。
本来、万全な状態でない生徒も多いはず。
本来、それほどに強い生徒は呼べないはず……(はずだった、普通にストーリー中で使えるヒナちゃんレベル65とかなんで多分実装当時の先生たちはレベル70とかのよく育った生徒を呼んでヒエロニムスをボコボコにできた局面なんだろうと思いつつ、新任1ヶ月の先生はレベル59で挑んだので何回か敗れた上にめちゃくちゃギリギリでした)。

本来なら、先生はあそこで詰むことになった。

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それを、大人のカード__時間を対価にして強大な力を発揮する、本来は生活のために使うもの……私の解釈では完全にお金、あるいは提供した時間や労力の対価、すなわち先生が「ブルーアーカイブ」というゲームに費やしたものの象徴、そして、その対価である『育成された生徒』__で、ひっくり返した。

現実世界の先生を物語の中に取り込む、まさに反則的で、劇的な物語を体験した……すごいものを見た……。
まだちょっと上手に言語化できないし、この物語はまだ終わっていないけれど、ヒフミちゃんのハッピーエンドは、彼女に似て愛に満ちているものだと……美しいなぁと思いました。
凄惨で、残酷で、歪みあって、見るに堪えないくらいで、それと同時に、確かに美しい青春の物語でもあったと思います。
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……それはそれとしてナギサちゃん可哀想可愛いでしたね。もう少しヒフミちゃんの「あはは……」でめちゃくちゃ凹んでいて欲しいし、ミカちゃんにロールケーキ押し込んでてほしいし、ミカちゃんは明け透けにセイアちゃんに物申してほしいし……多少ぶつかり合おうと、三人が本音で話し合える日が来て欲しいな……。