王子を追い求める騎空士のメモ

王子様と銀狼を迎えた雑魚騎空士の備忘録。ヒカセンだったり審神者だったりもする

シナリオイベント「この想いを、何に喩えようか」進捗&感想

古戦場が終わり、復刻シナリオイベント&続編がやってきた。

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ちなみにこのシナリオイベントは初体験である。ヤッター。ロミオとジュリエットなら原作を読んでいる。

駆け足でちょっとあのネタバレ含むあれこれ書くので続きは折りたたみます。

という訳で「届かないほど、近くのあなたへ」からプレイ。

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まずロミオが加入。…こっちに関してシナリオは触れなくてもいいですかね。ところどころオセローや真夏の夜の夢のネタが挟まっていたのもあって普通に面白かったです。ロミジュリみたいな救われない悲劇苦手なんですけど、最後の方は結構ドキドキしながら読み進めてました。

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ちゃんとチャレンジミッションもざくざくクリア。普通にちゃんとハッピーエンド、というか、悲劇のエンドは迎えなくてよかったな、みたいな安心があったのでもう大丈夫…それだけでいい…。推しはパリスですね。ホントいいヒトだ…。

そう思っていい後編が来ると思ってたんだよ。

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どういうことだよ・・・困惑しながらも手は抜かずにぶん殴る。

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このあとあんなことやこんなことがあって、からの、

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パリス加入。やったー・・・。

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そして最後にはこうなるわけなんですけども。

 

 

ここからこの記事の本編です。

本編って言ってもあのほんとシナリオ読み終わった人はこのモヤモヤがあるかないかちょっと分かれると思うんだけれど、この整理できない理不尽な気持ちはどこからくるんだろう?と、それをなんとか頭の中だけでもスッキリさせようとした結果をつらつら書いてるだけなんで、別に読まなくていいです…。

モヤモヤしたポイントは結構スッキリしている。

ひとつめ、「プレイアブルキャラ」の死亡エンドが描かれたこと。

ふたつめ、パリスとジュリエットは騎空団に入ってきたら問題あるだろ、という感覚。

みっつめ、原作「ロミオとジュリエット」とは違った選択、違った結末を迎えるからこそのシナリオイベントでは?という気持ち。

だいたいここに起因して、エンドと相まってモヤモヤしている。それぞれ混乱ポイントがあって言語化が難しいのだけれども。

 

一つ目の「プレイアブルキャラ」の死亡が描かれたこと。これを「永続的に所属しているキャラクターを編成して遊ぶ」タイプのゲームに導入するのは妙な感覚を生む。近いタイプだとFGOがある。あっちは消滅してもカルデアで復活する理由があるし、別の時間の別の自分がいて違う運命を辿るっていうのもそれなりにストーリー内での設定で補完されているので全然構わない。でもグラブルはそうではない。毎月追加されていくメインストーリーは全然旅の終わりなんか見えてない。まだ先がある。ずっと続いていく。正直サルナーンとかレナさんとかも結構危ない状態のまま艇にいることになってるし結構気がかりだけど、彼らはまだ彼ら自身の物語を終えていないから、うむむと思いつつも編成に組み込むのにギリギリ抵抗はない。衰弱してるのに引っ張り出しててごめんとは思う。

ちょっと前のアリーザとスタンのシナリオイベントも結構危なかった。自分の心の内ではしんどかったけど、それでも彼らの物語は先があって続いていくとわかっていればなんとなく受け入れることはできる。

一方で今回、ロミオは自分の首を代償にした、ってことになっている。私的にはこれがしんどかった…お前何を勉強してきたんだ…。あと今船にいるロミオ何者なんだよ…殺すなよ…未来を作ってやれよ…。

 

ふたつめ、パリスとジュリエットは騎空団に入ってきたらアカンやろ問題。お前ら国のことは?なぁ?みたいな気持ちになっている。時系列的にパリスは「協力関係」だろうし、ジュリエットも神王戦での「協力関係」だという前提があって、神王戦でその前提を踏まえたストーリーバトルがあったのはすっごい良かった。熱かった。でも騎空団に加入したらまずいやろ…。ジュリエットのフェイト見てないからなんとも言えないけれど。

いや正直な、ランスロットとヴェインはじめ数人はこの船にいたらマズいのでは問題はそこそこ転がっている。それでも許容できるのは、ランスロットたちならば「国王からの命」があったり、セルエル・ヘルエス様たちは「新しい国の形には自分たちは不要」という理由付けがシナリオイベントで描かれたから。だからと言っては何だけど、この騎空団にいて旅をすることに問題は存在しにくい。ランちゃんやセルエル様に至っては有事の際には国に戻ってるしね。

でもジュリエットはそこのとこどうなんだろう?みたいな気持ちある…。フェイト見ないことにはわからないけど!!!!!!

 

三つ目。原作と違ったエンドを迎えるからこそのシナリオイベントでは?という妄執。

これは完全に私のワガママだ。でもちょっとだけ理由があるんだ。聞いてくれ。ポロロン。

アルスター島で起こったシナリオイベント「英雄再起」。ノイシュとディアドラの話が描かれた。元になったであろう物語はアルスターサイクルの悲劇。ディアドラという娘と騎士ノイシュは惹かれあうも、コノール王の策略によってノイシュは殺害され、ディアドラもその身を馬車から投げて死亡する、みたいな悲劇だ。「英雄再起」では、ノイシュとディアドラは恋仲ではないし、むしろ殺しあった仲で、けれど憎悪ではない関係性を持っている。彼らは確かに前王コノールの策略によって一方は殺され、一方は国を滅ぼしたけれど、シナリオイベントの後には復興と彼らの平穏が描かれる。策略によって多くのものが奪われたけれど、最後には彼らは少しずつ取り戻していく。そういうエンドに、「あぁ原作と同じ名前を授かっても、違う運命を辿れるのだ」と思ったし救われた。

(これは深読みなのだけれど、ディアドラ様が自分を殺した騎士ノイシュに「スカーサハ」という新しい名前をつけさせたことで、「ノイシュとディアドア」という名前に囚われない運命に進めたのでは?とかも思った。スカーサハという名前は確かに老いた姿を持たず死もないディアドラ様には似合った名前だと思う)

グラブルにはそういう「神話・伝承」を基にしたキャラクターや召喚石があって本当に心躍るのだけれど、その一方で名前に縛られないか常に恐々なのだ。ランちゃんとかな。結構気が付いたら円卓勢が…実装されてて…パーシヴァルとかガヴェインとか…ガヴェインの仮面つけたのがマーリンなんじゃないかなって思ってる…。ガレスもなんだかんだでストーリーキャラとしては出てきたし…ヴェインはおそらくアグラヴェインから取ったのでは?と思ってるからこそランちゃんと仲良くしてるのが結構怖い。やめて!!原作踏襲したらみんな死に絶えちゃう!!!特にアーサー王が実装された日にはランちゃんエグいことになる!!!!!!やめてくれ!!!!!Fateでそれはおなかいっぱいだ!!!!!!!

…ちょっと落ち着いた。何が言いたいって、別にグラブルは原作を再現する必要はないんだから、幸福なエンドを迎えたっていいじゃないかってことである。

いやほんと、セルエル様とヘルエス様絶対クー・フリンネタにしてるもん…特に姉様武器的には…あのお耳も狗だとしたら納得…。でも原作に縛られるなら彼らは…やめよう…。

 タイトルの「この想いを、何に喩えようか」は、「喩えたところで君の耳に届くことはないだろう」と結ばれる。それって回収してないやん・・・?悲劇エンドを決定づける一言なわけやん・・・???

 

でもほら…よく考えてみてほしい。うみねこの民だから深読みするぞ。

引っかかるところはないか?と。

シナリオ中、「神王モンタギュー」と「ロミオ」で、名前が使い分けられている気はしなかったか?「神王モンタギュー」の名前で、彼は語っていなかっただろうか?

パリスが神王モンタギューの首に向かって剣を振り下ろすところは、「その首を頂く、神王モンタギューよ」「先に行っていろ、ロミオ。いつか追いつく。」の言葉とともに暗転を迎える。

「神王モンタギューの死」はエンディングの地の文でのみ語られる。ジュリエットは気絶していてロミオの最後を知らない。見てもいない。

団長もビィもルリアも、それを語りはしない。問いかけはできないとしたし、パリスも同様、ロミオについては何も語らない。

そして、

"この想いを、何に喩えようか"

         __________終幕。

もうこれ「神王モンタギュー」は死んだが何者でもない「ロミオ」は生きてるエンドでどうでしょう!!!!!十分余地はある!!!!だって前回は!!!

???「これにて…"届かないほど、近くのあなたへ"は…大団円の…終幕とさせて頂きます。」

って劇中劇を終わらせたしな!!!!何よりな、他のシナリオイベントの終わり方は、

____完

なんだよこれで王手だ!!!!追加エンディングかシナリオがくる!!!それでよし!!!!!私の心の平穏は保たれた!!!!!イベントラストか終わりの方で英霊つきロミオSSRで出してもいいんやで!!!シェロちゃんが更新されたら全力で確認に行くよ!!!!!最終解放でも全然いいよ!!!!!!!

だから頼む、まだ希望は残っていると信じさせてくれ…。

 

…希望あふれる最高のハッピーエンド思いついたらまた推敲します。

 

 

10/2 追記

「この想いを、何に喩えようか」の英語版でのイベント名は「by any other name」と知ってウワアアアアア!!ってなりました。本編からの引用ですな。

"That which we call a rose by any other name would smell as sweet."

薔薇はどんな名前で呼ばれようと、同じ甘い香りがする。ロミオとジュリエットからの引用で、だいたいこんな意味。前編でジュリエットが言っていた。

重要なのは本質であって名前など飾りに過ぎないということ。ホライゾンの某賢姉も同じこと言ってた。

ここから「by any other name」だけ取ったのなら、前後に何を入れたって…。あっコルワさん!?うちにはいないはず!?どうした!?どうしてここに!?ウワーーー!!!

同日夜追記

なんか地の文体が引っかかるなぁと思って読み返してたんですけどこれ全部ト書きじゃない?サオウの脚本じゃない?台詞も全部妙に舞台映えするものを選んでない?って違和感をキャッチしたのでここにぶん投げておきます。

10/4 追記

今日…来るなら今日だ…来ないのか…来る…来ない…来なかったら制作中のルールブレイカーぶっさす覚悟はしてる…。

なんかツイッターでめちゃくちゃRT貰ってありがたいです。同じポイントでもにゃっとする人もいたり「ロミオの首ぱっつんするパリス止めなかった主人公が気持ち悪い」っていう(見たときそれな!!!!って思った)方がいたり結構みんな思うところありなんだなーって…公式から出されたものはすべて美味しくいただくが…たまになんだかなーってなるときはある…井坂さんです…別にハピエン至上主義ではないです…悲しい運命だって彼らの生きた軌跡なんだ…尊い…ってなるんですけど今回ほんと主人公なんもしてねえからな!!!!だからもにゃっとするんだよな!!!!!

 

10/4 17:03

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・・・きてたわ。行こうか。

 

・・・やってきた。

・・・とりあえずこのチャレクエの所謂キャラクターのやり取り部分と貰える称号しか情報が増えてない。つまりほとんどゼロである。

・・・あのさー、でもさー、これぜったいさー・・・来年続編やるやろ・・・そうじゃなきゃこんな投げっぱなしなシナリオにしない・・・続編がないのにこんな終わり方させるのおかしいよ・・・。「その名前はもう捨てた」はきっと「ロミオ」なんだろうな・・・くるしい・・・二人が望んだはずの未来はそっちじゃなかったんや・・・。 

とりあえずロミオがそっとジュリエットのお部屋の窓辺に降り立つシーンだけでも入れておいたらうちにおしかけてきたコルワさん黙るんですけど…。たのむからどっかで補完してくれ……ただいやこれほんとメタな話なんですけど中村氏のキャラ殺すって…これ実はSSRフラグ…??

ちょっといろいろ整理できたらあたらしく書き直します・・・。